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YAP(achimon)C::Asia Hachioji 2016 mid in Shinagawa ネット担当を支える技術

7/2, 7/3は YAP(achimon)C::Asia Hachioji 2016 mid in Shinagawa でした。ぼくはネット担当(Twitter担当)としてスタッフをしていました。

今回は快適にTwitterを監視する技術を紹介します。

ネット担当とは

各担当の仕事についてはGitHubのWikiに記載されています。

github.com

当日の業務としては

  • 各部屋の写真を流す
  • 飛び入りトラックの情報を流す
  • Wi-Fi情報や受付で困っている人がいたら声をかける
  • 落とし物情報を流す
  • 資料アップロード報告などのツイートをRT
  • そのほか諸情報を流す
  • Togetterでまとめる

という感じでした。主にTwitterに張り付いている仕事です。基本的に張り付いていて1日目は1つもトークを見ておらず、2日目に2,3本だけ見ました。(が、一番聴きたいトークを聴けた&&ちょっとしたうれしいことがあったので最高でした)

このTwitter監視業務をするに当たって便利なツールを作成したのでご紹介です。

作ったもの

特定のハッシュタグ/単語を含むツイートをSlackに流すアプリケーションです。Herokuにデプロイできます。

github.com

特にREADMEとか書いてないんですが、適当にポチポチすると完成するので特に解説不要だと思います。

なぜSlackに投稿するのか

特定のワードで検索しながらTwitterを眺めるだけであれば、TweetDeckでも良いと思います。しかし、以下の点でTweetDeckでは不十分でした。

  • Win/Mac/Linuxで使えるようにしたい
    • 何が起きても最悪ブラウザなどで見たい
  • モバイルでも同じ環境がほしい
  • ツイートを通知したい

本来であれば専用にUIを用意してSocket.IOなどでリアルタイムに表示して監視するのが筋だと思います。しかし、ただ監視するために無駄に凝ったものを作るのは達成したいことに対してあまりにも手間がかかりすぎます。そこで、Twitterで特定のキーワードを拾ってSlackに投稿するようにしました。

Slackに投稿することにより、以下のようなメリットも生まれました。

  • 未読管理ができる
  • お問い合わせなどにreactionをつけると誰かが対応したことがわかって便利
  • 特定キーワードのみをハイライトした上で通知できる
  • 難しい実装を考えなくてよくなる
    • データベースなどを考えなくても過去のツイートをさかのぼれる
    • XSSなどを考慮する必要がない

特に、未読管理とキーワードのハイライトは役に立ちました。

懸念点と実際の運用

Herokuにデプロイボタンを用意していますが、実運用はVPSで飼っているdokkuに任せました。

運用にあたって、以下が懸念点でした。

  • ハッシュタグをつけてくれる人がどれだけいるのか
    • statuses/filterを利用していたので、ファジーな検索ができない
  • Slackのrate limitに引っかからないか
  • 無料枠でさかのぼれる10000件を超えないか

結局のところ流量は異常に速いということもなく、2日間安定して運用することができました。当日朝まではハッシュタグを使用している人はほとんどいませんでしたが、開始以降はだいぶ使われており、ヤパチーに関するほとんどのツイートを拾えていたのでは(?)と思います。また、無料枠の点に関しては、運営用に使用していたチームとは別のチームを作成してそちらに投稿することで、運営側に迷惑をかけることなく利用することができました。

実際に活用していたのは自分だけだったのですが、特定キーワード(資料アップロードなど)を監視して通知することで割と素早く反応できたのではないかと思います。

f:id:masawada:20160703235305p:plain

こういう雰囲気でした。ツイートのリンクを表示しておくことで、 PCではTwitterWebから、モバイルではTwitterAppから反応することができてだいぶ便利でした。

まとめ

という内容を飛び入りトラックで5分くらいつかってやろうと思っていたのですが、あまりネタにならないなーと思ったのと、単純に睡眠不足で疲れていてスライドを生成できなかったのでここに公開します。普通に使っていて便利だったので簡単な監視ツールとして是非ご利用ください。

git diffで差分のあるファイルを一瞬で開くやつ

編集してまだgit addしてないやつをもう一度開きたいとき,いちいち探るの面倒なので作った.多分この世に既にごまんとあると思う.

gitのサブコマンドとして作るならこんな感じ

FILE_PATH=$(git diff --name-only | peco)
if [ ${#FILE_PATH} -ne 0 ]; then
  $EDITOR $(git rev-parse --show-toplevel)/$FILE_PATH
fi

zshの関数として作るならこんな感じ

function peco-git-editdiff {
  local dir=$(git diff --name-only | peco)
  if [ ${#dir} -ne 0 ]; then
    BUFFER="${EDITOR} ${dir}"
    zle accept-line
  fi
  zle clear-screen
}
zle -N peco-git-editdiff
bindkey '^e' peco-git-editdiff

ISBNから書名と著者名とるやつシュッと作った

調べながら30分くらいでシュッと書いた.あとでもうちょい綺麗にする.

検索には国立国会図書館サーチのAPIを使った.

require 'rexml/document'
require 'csv'
require 'rest-client'

# usage:
# bundle exec ruby search.rb source.csv > result.csv

table = CSV.table ARGV[0]

table.each do |row|
  res = RestClient.get "http://iss.ndl.go.jp/api/sru?operation=searchRetrieve&query=isbn=#{row[:isbn]}"
  xml = REXML::Document.new res.to_str

  record = REXML::XPath.match(xml, '/searchRetrieveResponse/records/record').first
  data = record.elements['recordData']

  row[:title] = data.to_s.match(/<dc:title>(.+?)<\/dc:title>/)[1]
  row[:author] = data.to_s.match(/<dc:creator>(.+?)<\/dc:creator>/)[1]

  sleep 2
end

print table.to_csv

ネームスペースが登録されてなくてdc:titleみたいなタグ抜くの大変だったので雑に正規表現でやった.

↓こんな感じでCSV書いてsoruceとして指定すると良い

isbn,title,author
9784873113074,,
9784873115658,,

こんなのが出力される

isbn,title,author
9784873113074,エンジニアのための時間管理術,"Thomas A.Limoncelli 著,クイープ 訳"
9784873115658,リーダブルコード : より良いコードを書くためのシンプルで実践的なテクニック,"Dustin Boswell, Trevor Foucher 著,角征典 訳"

ワイ

iTunes音楽同期事情を知りたい

いま業務と私物でPCが分かれてる.曲は私物PCに入ってるので,会社に行く時に毎日持ち歩いてる.iPhoneで聴くこともできるけど,選曲の度にiPhoneを開くのが苦痛なので,PCで聴いている.業務PCと私物PCで曲を同期できれば私物PCを持ち歩かなくて済む.

特にこだわりはないのでプレーヤはiTunesを使ってる.iTunesの曲はSDカードスロットに刺さったストレージに蓄えるようにしている.iTunesだったらiCloudミュージックライブラリあるやろという人もいるかもしれないけど,あれはライブラリを激しく壊すので一生使う気がない.あまりに壊れるので一時期大分怒ってた.

とはいえいまのところ妙案が思いつかなくて,rsyncでUSBメモリを経由してうまく同期するようにしてる.法的に問題なくあまりコストのかからない良い案あったら教えてください.


いまこんな感じのシェルスクリプト書いてスクリプト置き場においてある.

backup.sh

#!/bin/bash

# /Volumes/Music/iTunes -> /Volumes/MusicMaster/iTunes.files
# /Users/username/Music/iTunes -> /Volumes/MusicMaster/iTunes.conf

rsync -avh --progress /Volumes/Music/iTunes/* /Volumes/MusicMaster/iTunes.files
rsync -avh --progress $HOME/Music/iTunes/* /Volumes/MusicMaster/iTunes.conf

restore.sh

#!/bin/bash

# /Volumes/MusicMaster/iTunes.files -> /Volumes/Music/iTunes
# /Volumes/MusicMaster/iTunes.conf -> /Users/username/Music/iTunes

rsync -avh --progress /Volumes/MusicMaster/iTunes.files/* /Volumes/Music/iTunes
rsync -avh --progress /Volumes/MusicMaster/iTunes.conf/* $HOME/Music/iTunes

Musicという名前でSDカードを初期化しておいて,USBメモリはMusicMasterという名前で初期化してる.だいぶ素朴.

Googleスプレッドシートで支出管理

社会人になったのでさすがに家計簿みたいなのをつけるかとなった.帳簿につける上での要求は以下の通り.

  • PCでシュッとつけられる
  • 支出管理のみを行う
    • 収入は基本一定なので,一定金額以上使わない目安にしたい
    • 上限を多少厳格に定めて運用する.残りは貯蓄に回したりする
  • 月ごとに支出を記録する
  • カードやSuica,現金などの支払方法ごとに総計が勝手に求まる

プログラムを書くのは筋が悪いと思ったので,Googleスプレッドシートで管理することにした.

f:id:masawada:20160402200115p:plain

こんな感じ.まだ何も入れていないけど,毎月定額で支払う枠も作った.通信料やサーバの維持費用などを書く.

f:id:masawada:20160402200311p:plain

で,これらの支払いタイプごとに総額を求める.

GoogleスプレッドシートにはQUERY関数というのがあって,これを使うことで総計を求めることができる.以下は今回使ったQUERY関数.

=QUERY({OFFSET(F:G,3,0);OFFSET(J:K,3,0)}, "select Col2, sum(Col1) where Col2 != '' group by Col2 label sum(Col1) ''", -1)

第一引数にOFFSET関数で

  • F列(価格)とG列(支払いタイプ)の4行目以降
  • J列(価格)とK列(支払いタイプ)の4行目以降

をデータソースとして指定する.片方だけなら{}で囲う必要はない.複数入れる場合は{}で囲って;で区切る.

第二引数でクエリを指定する.select Col2はまずCol2(G列,K列)を列挙する.カンマで区切って,sum(Col1) where Col2 != '' group by Col2で各支払いタイプごとに値を総計する.自動的にsumというラベルがつくので,label sum(Col1) ''とするとラベルを消すことができる.

第三はデータソースのうち,何行目までをラベルとして扱うのかを指定するやつ(多分).デフォルトは0で,-1を入れると雑に予測して入れてくれる.今回は試しに-1にしてるけど,optionalなので入れなくても良い.

この関数をM4のセルに突っ込んでおくと勝手に以下M4:N7のように展開される.

f:id:masawada:20160402201711p:plain

QUERY関数は便利なので,覚えておくと吉.


現状でも割と便利なのだけど,日付/品目/金額の入力が若干不便なのと,毎月テンプレートと定期支払の部分をコピーしないといけないのは面倒なので,Google Apps Scriptなどを使ってGoogleフォームから入力できるように,月初に開くと勝手にテンプレートからコピーされてるようにしたい.